パフォーマンス検証では、MilkoScan™ FT3 などの FOSS 卓上アナライザーを標準採用し、データを手動で入力することなく ProFosss™ 2 の予測を検証できます。
サンプルは ProFoss 2 とベンチトップ分析装置でそれぞれ測定・登録され、エラーのリスクを排除し、最適なパフォーマンスを確保します。統合、接続、自動化によって一貫して得られる結果はクラウド経由で保存され、デジタルサービスで評価およびレポート作成の準備が整います。
牛乳の品質安定化の共通の目標は、原材料を最大限に活用し、最終製品が脂肪分、タンパク質、全固形分などの目標仕様にできるだけ近づくようにすることです。このようにして、常に品質と立法要件を満たしながら、確実に収量と利益を向上させることができます。
インラインプロセス管理により、NIR 分析技術の価値を高めることができます。数秒ごと直接測定することにより、脂肪、タンパク質、全固形分などの主要パラメータのプロセスのばらつきをより厳密にモニタリングできます。ラボの結果だけに基づいてプロセスを制御する代わりに、リアルタイムで生産を管理し、測定の不確かさを大幅に減らすことができます。これにより、リアルタイムの調整が可能になり、最終製品を目標に近づけることができます。
PID ループに統合されたインライン結果により、変動を大幅に削減し、目標を仕様に近づけることができます。
1例えば、一日当たり 50万 kg の生産で平均脂肪含有量をわずか 0.01% 削減することで、年間 12万 ユーロコスト改善に繋がります。
FOSS では、ご要望に応じて、たんぱく質の節減を含め、チーズやパウダーの ROI 計算をお手伝いします。
ProFoss™ 2 は、リアルタイムの分析結果を提供することで、プロセス変更に素早く対応できるようにして、プロセスのばらつきを大幅に削減します。脂肪分、たんぱく質、全固形分などの目標を製品仕様に近づけ、生産量、利益、品質を高めます。
頻繁に分析結果が得られるため、データの見逃しを防ぎ、常に処理の変動を正確に把握することができます。ProFoss 2 のラテラルトランスミッタンス(横型)プローブは、製品の奥深くまで浸透し、広い範囲で製品をプレゼンできます。最新世代のラテラルトランスミッタンス(横型)率プローブは、信号対雑音比を大幅に向上させ、高速で独自の精度と安定性を実現します。
同時に、すぐに使用できる検量線と一貫した測定により、複数の ProFoss 2 装置で、常に同じ高品質の測定を提供することができます。
ProFoss 2 は近赤外線技術を採用し、ラテラルトランスミッタンス(横型)プローブを使用してプロセスパイプ内を直接分析します。
乳製品の生産では、赤外線が多くの製品を透過して、代表的な測定値を確実に得ることが重要になります。ラテラルトランスミッタンス(横型)プローブからの光は、他のどのソリューションよりも深く製品を透過し、各測定サイクルでの複数スキャンを可能にします。これにより、高精度に結果を得ることができます。1
ProFoss 2 プローブは、国際衛生基準を満たす衛生設計を採用しています。プローブはCIP対応です。
最新世代の ProFoss 2 ラテラルトランスミッタンス(横型)プローブは、より多くの信頼性の高い分析データを取得するために開発されました。強度の高い光により、信号対ノイズ比と転送性が向上し、すべての ProFoss 2 機器で、常に高品質の測定が行えます。測定頻度が増えることから、脂肪、タンパク質、全固形分のばらつきをより明確に評価することが可能となり、生産目標に対するより綿密な制御が可能になりました。
ProFoss™ 2 に採用されている最新技術により、常に安定したパフォーマンスを長く保つことができます。各装置ユニットが提供する信頼性の高い測定値をベースに、ソフトウェアとデジタル接続サービスを提供することで、装置全体で安定した高性能を維持することができます。
検量線は、どこからでも遠隔でモニターし、調整することができます。自動機器モニタリングとアラートをセットアップして、メンテナンスを効果的にスケジュールすれば、ダウンタイムを最小限に抑えることが可能です。
ソフトウェアとデジタル接続サービスは、個々の機器または機器全体で信頼性の高い性能に貢献します。ProFoss 2 ユニットは、キャリブレーション調整やメンテナンスサイクルの事前計画など、1 台のデスクトップから監視・管理できます。これは、世界中のどこからでも、どの PC からでも実行できます。
FOSS は、ProFoss™ 2 で確実な結果を保証する SmartCare™ と呼ばれる完全なサービスソリューションを提供します。
ダウンタイムやトラブルシューティングからお客様を開放し、牛乳の品質安定化による歩留まり改善を最大化します。当社のパートナーは、世界中にインラインソリューションを導入してきた 30 年以上の経験に基づいたメリットを得ることができます。
詳しくはこちら
分析頻度 | リアルタイム:結果取得までの平均分析時間2~3秒 | ||
波長範囲 | 850~1050 nm | ||
ディテクター | Si ダイオードアレイ | ||
スペクトル分散Si ダイオードアレイディテクター | 1.0 nm / ピクセル | ||
光ファイバー保護: | 鋼帯外装(1、3、5、10 メートル) | ||
処理回線インタフェース | サファイア、厚さ 5 mm、食品等級 FFPM O リングシール 口径 Ø68 mm または Ø50 mm の標準 GEA Tuchenhagen Varinline アクセスユニットまたは 溶接に適合 |
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製品温度 |
最大 150°C (302 °F) | ||
圧力 | 生産圧力 < 30 bar (< 435 PSI) 衝撃圧力 < 75 bar (< 1088 PSI) 警告!DN 80 以降の Varinline アクセスユニットは最大 10 bar (145 PSI) の圧力に対応します。 |
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一般 | |||
技術仕様 | NIR技術 | ||
ソフトウェアパッケージ | ISIscan™ NOVA (機器制御用) | ||
波長正確さ | <0.5 nm | ||
波長精度 | < 0.02 nm | ||
波長温度安定性 | < 0.01 nm/°C | ||
スペクトルノイズ | < 60 micro AU | ||
振動 - 光ファイバーの固定が必要 |
0.4 Grms |
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環境温度 |
ProFoss™ 2 |
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ProFoss™ 2 Ex 0°C to 50 °C |
圧縮空気 - 冷却 | 冷却空気流速最低5リットル/分、> 99.9 % 無水、 > 99.9 % 油分、0.3μm 以上の微粒子なし | ||
環境湿度 |
< 90% RH | ||
本体寸法 (W x D x H) | w x h x d = 420 x 420 x 135 mm+ユニットを保持するブラケット | ||
重量 | 25 kg (20 kg) | ||
キャビネット/ケース材料 | 1.5 mm (蓋2.5mm) ステンレス鋼 EN 1.4301 (SS2333) | ||
機械的環境 |
プロセス制御装置 | ||
保護等級 | ProFoss™ 2: IP69* | | | ProFoss™ 2 Ex: IP6X |
承認 |
ProFoss™ 2: CE | | | ProFoss™ 2 Ex: CE, ATEX, IECEx認証(粉塵爆発認証) |
衛生 | 3A 衛生認定 |
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通信 | KEPServerEX (Ethernet、アナログ、Profibus/Profinet) から PLC/SCADA; FossManager™ | ||
ネットワーク | 高品質、シールド付き LAN ケーブル、最小カテゴリ 5e RJ 45 (IP 67) LAN 接続 |
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電源 | 単相、100-240 VAC (最大定格電圧の ±10 % )、最大 40 VA, 50 - 60 Hx | ||
動作 |
屋内または屋外(雨や直射日光から保護が必要) |
* IP69はユニット内部に侵入する粉塵に対する最高の保護等級です。IP69は高圧水および/またはスチームによる高温洗浄の影響から保護されていることを意味します。